プロジェクトマネジメント

PM問題解決研修 (オンラン対応化)

プロジェクトを進めるうえで、
必要な問題解決能力を身につけよう。

講座のねらい

  • プロジェクトを進めるうえで、必要な問題解決能力を身につける。
  • 演習問題はプロジェクトで発生しうる問題であり、その解答をディスカッションすることで、さまざまな解決方針を理解する。(ブレイクアウトセッション利用)
  • グループ内、外の事例の共有、整理により、様々なプロジェクトのケースを学び、今後のプロジェクトで活かすことができるようになる。
  • プロジェクト管理において問題解決が必要となる場面について、プロセス単位での重要な点を意識しながら、解決案を導き出せる力を身につける。
  • 演習結果の共有により、実際のPJ場面での問題解決方法を考えるポイントを理解する。

講座のポイント

  1. 受講者全員から、実際の現場で生じたプロジェクトにおける問題点などを事前アンケートによってヒアリングを行い、該当の事例に沿ったケーススタディを実施する。
  2. 分野として、強化する点は、コミュニケーションマネジメントである。いかにコミュニケーションが難しいかをミニ演習で理解し、PMの重要なスキルであるコミュニケーション力の強化、特にステークホルダーやPJ要員との関係性についての関心を高める。伝達や認識の違いによるプロジェクトで発生する問題に目を向け解決を考える。
  3. テーマごとの問題は、プロジェクトにおける統合的なテーマが絡んでおり、単一プロセスの内容だけでは正解とならない。そのため、プロジェクト管理者初心者からプロジェクト経験者まで受講が可能である。経験者はこれまでの事例の経験を別のアプローチから整理できる場となる。
  4. 進め方は、プロジェクト管理の基本的なプロセスについて簡単な知識復習を実施し、その後テーマごとにケーススタディ(プロジェクトの場面)を提示しながら、その場面で考えるべきテーマに即した解答を考える。グループ(4〜5人)で実施。できるだけ演習時間や知識の理解をディスカッションする時間をもつことで、受講者の能動的な参加型の研修を目指す。
  5. これらの演習を通してどれだけ、他者事例から自己のプロジェクトで活かせることを学び取れるかが成果となる。個々のプロジェクトにおける問題点に対する解答や課題に対する対応策を見つけ出すことをゴールとする。
  6. 【新】オンラインでのデメリット→メリットにつなげる手法を紹介し、プロジェクトでのWeb会議での活用につなげる。(2020年追加)

※ケーススタディのプロジェクトの場面には、情報処理技術者試験のPM分野の午後問題を改訂・加筆したものも利用する。→IPAが求める人材像の理解だけでなく、場面設定の共有につかい、できるだけ実プロジェクトにつなげるノウハウの取得へつなげる

講座の流れ

1.プロジェクトとは

オリエンテーション

  • プロジェクトとは
  • プロジェクト標準~PMBOK第5版との違い
  • プロジェクトマネージャの役割

2.品質マネジメント

  • 品質の種類、品質計画

品質管理の考え方

【演習1】品質管理における品質低下の兆候(品質基準と判断の違い)

3.ステークホルダ―マネジメント

  • プロジェクトの体制作りとポイント

プロジェクト間調整会議のススメ

スケジュールと担当割合による確認

可視化資料による調整

【演習2】ステークホルダの分析と関与の理解

4.リスクの兆候管理

  • 各プロセスにおけるリスクの兆候管理ポイント

品質管理(工程ごと)、進捗管理、課題(問題)管理、

変更管理

【演習3】ビジネス上のリスク、機能追加前後のリスク

5.コミュニケーションマネジメント

  • メンバーへのチーム力を高めるアプローチ

【ミニ演習】

  • コミュニケーションカードオンラインツールを使っての自己理解・他者理解
  • コミュニケーションとは
  • キックオフミーティングの実施
  • ワーキングアグリーメントの重要性
  • チームの発達段階とチームワーク
  • 情報の伝達ルールの確認
  • オンライン会議でのメンバーとの合意
  • 伝達ルールの確認
  • プロジェクトで使用する各種ツールの確認
  • あいまいさが残るものの再定義

【演習4】

コミュニケーションの誤解、利害の調整 など

  • コミュニケーションミスを防ぐ

伝達

  • 定量的表現と判断基準
  • PM(リーダー)への伝達手段の合意

メールの定義、緊急時の対応、ほか

【演習5】プロジェクトで使える伝達ツールとポイント

6.問題解決総合

【総合演習】

プロジェクトで起きた問題解決について

(ステークホルダー、コミュニケーション、リスク、問題整理)など

7.全体のまとめ

  • 各プロセスにおけるプロジェクトで「生かすべきもの」

アクションプランの作成(一人一人発表)

  • 各プロセスにおけるプロジェクトで「生かすべきもの」

アクションプランの作成(一人一人発表)