- 受講者全員から、実際の現場で生じたプロジェクトにおける問題点などを事前アンケートによってヒアリングを行い、該当の事例に沿ったケーススタディを実施する。
- 分野として、強化する点は、コミュニケーションマネジメントである。いかにコミュニケーションが難しいかをミニ演習で理解し、PMの重要なスキルであるコミュニケーション力の強化、特にステークホルダーやPJ要員との関係性についての関心を高める。伝達や認識の違いによるプロジェクトで発生する問題に目を向け解決を考える。
- テーマごとの問題は、プロジェクトにおける統合的なテーマが絡んでおり、単一プロセスの内容だけでは正解とならない。そのため、プロジェクト管理者初心者からプロジェクト経験者まで受講が可能である。経験者はこれまでの事例の経験を別のアプローチから整理できる場となる。
- 進め方は、プロジェクト管理の基本的なプロセスについて簡単な知識復習を実施し、その後テーマごとにケーススタディ(プロジェクトの場面)を提示しながら、その場面で考えるべきテーマに即した解答を考える。グループ(4〜5人)で実施。できるだけ演習時間や知識の理解をディスカッションする時間をもつことで、受講者の能動的な参加型の研修を目指す。
- これらの演習を通してどれだけ、他者事例から自己のプロジェクトで活かせることを学び取れるかが成果となる。個々のプロジェクトにおける問題点に対する解答や課題に対する対応策を見つけ出すことをゴールとする。
- 【新】オンラインでのデメリット→メリットにつなげる手法を紹介し、プロジェクトでのWeb会議での活用につなげる。(2020年追加)
※ケーススタディのプロジェクトの場面には、情報処理技術者試験のPM分野の午後問題を改訂・加筆したものも利用する。→IPAが求める人材像の理解だけでなく、場面設定の共有につかい、できるだけ実プロジェクトにつなげるノウハウの取得へつなげる